ツインオッターに乗った日の事

奥尻島行きましたか？私は３月２９日に行きました。
3月一杯でエア北海道のツインオッタ−が退役と聞いたら乗らない訳にはいきません。ADKも解散との事なので、切符収集家の私としては搭乗券が欲しかったってのもあるんですが。

ともあれ、会社を出て私は函館へ向けて新幹線に飛び乗ったさ。昔は、函館まで乗り換え無しだったんだけどねぇ。八戸なんて中途半端な所で新幹線切りやがって！せめて青森まで作ってから開業して欲しかったよ。

翌日、私は函館空港から奥尻島へ向かったのでした。奥尻島に行くと言うより、飛行機に乗るのが目的ですが。花巻とは比べ物にならない程、本数が多いです。東京線と道内各路線が函館空港の主なお客様です。花巻も新潟線復活しないかな。

オビタダシイ数のカートが並んでますがツインオッターには関係ありません。当日はなかなかの強風で、飛ぶかどうかはギリギリまで決まりませんでしたが、奥尻の天候が悪かったら戻ると言う条件付きで、飛行機は飛び立ったのでした。
小さな機体に18〜19人乗ります。路線バスよりも小さな座席で、雲の下を揺れにゆれながら飛びます。私は具合が悪くなって吐きそうでした。送風を顔に当てて凌いだのでした。このまま折り返さないかなぁと思っていますと、急に視界が晴れ、滑走路が見えてきました(天候は悪いままです。高度を下げたので視界が晴れたのです)。函館ならいいなぁと思いましたが、奥尻空港でちょっとがっかり。帰りの便は、午後の一番です。

訳あって奥尻に一泊（まぁ、着いたはいいが午後の便が運休になって帰れなくなったと言う事なんですが）キャンセル待ちをして、３０日の第二便で帰る事が出来ました。
奥尻空港は１５００M位の滑走路一本だけの小さな空港です。以前はもっと小さくて滑走路も８００Mほどだったんだそうな。
海が時化ていても飛行機は飛ぶ事があるそうで、私が奥尻を後にした日もフェリーは運休でした。飛行機って離島の生命線なんですね。小型機より中型機。プロペラ機よりジェット機が良いのは単純に就航率が上がるからで、その為には滑走路を延長しないといけないんだそうな。故に奥尻空港は滑走路を延長したんだが、悲しい事に、３月までは３便あった飛行機も４月からは１便になってしまいました。ついでに言うと３月までは19人乗りで、４月からは３６人乗りになってます。就航率の方は上がったんだろうか？
飛行機とは関係ないですが、奥尻島内のバスは、なかなか正確そのものでした。頼れる離島の公共交通なのでした。
最後に、同様に運休のとばっちりを受けた飛行機マニアの人から聞いたマメ知識を。

• 奥尻空港の職員は役場の人。

きっと人間は変わらずに、昨日までADKの制服を着ていた人が、翌日からはHACの制服を着ていたんでしょうね。こんど、奥尻に行ったら確かめないと。

• ツインオッターにはトイレがある。

あの小さな機体にトイレがあるなんて！客用扉のすぐ脇のカーテンで仕切られている所にオマルがあるんだって。
今度は新潟〜佐渡線に乗ってみよう。