京都でのLRT実験について

LRTを導入しようと言う話は色々な所であり、ただ単に少人数の市民団体が騒いでいるだけの物や、既存の鉄道を改造してLRTを導入してしてしまった所もあり様々です。実現に向けて動いている場所として、宇都宮、堺、京都などが印象深いのですが、今回は京都での実験が行われた事について。
京都で路面電車導入へ実験、“市電”役すいすい:読売新聞
もう一つ
路面電車のつもりでGO──京都市、LRT導入で実験(1月24日):日経ネット関西版
なんでいつまでも「○○でGO」ってタイトル付けたがるんでしょうねぇ。流行ったのっていつの話?
京都市交通局には確か、路面電車に似せた外観をしたバスがあった筈なんで、それで実験したら見た目に面白かったのになぁと思います。
それはそうと全国に沢山ある、導入を訴える団体は、まずこの京都の様に、実験をしてみては良いのではないかと私は感じました。いきなり道路に軌道敷くのはハードル高そうですから。
実験をする事によって、利用者が増えて、普通のバスでは利用者を捌けないとなったら、連接バスにするなり、LRTに向けて本格的に動けばいいし、利用者は微増に留まるけど、定時性が向上したならカラーコーンからコンクリートブロックに改めて永久的な設備にするとか。まぁ、LRT導入しようとしている諸団体が、市内交通を本当に考えて言っているのか疑問な所もあるので、そこは利用者の判断とかが重要になってくるのかなぁ。
で、今回の実験の内容を見て、思ったのですが、軌道を道路中心に通す事によって、渋滞が発生するならば、どちらかに寄せる事もアリかなぁと。今迄は、どちらかに寄せるのは反対だったのですが、寄せる事により、荷捌きの車を避けるときに軌道に入らなくても良いでしょうね。
あと、迂回路の整備とか、起終点の駐車場の設置とか、予想されていた事でしょうから、あれなんですが、LRT作ったら車から乗り換えるなんて人は全体の10パーセントも無いでしょうし、まして、これを地方都市でやったら、通勤時間が余計にかかる人が出そうです。
でも、軌道があっても無くても気になるのは自転車の置かれた立場と、どこを走るかなんだよなぁ。
期待と懸念交錯 京都市のLRT交通実験:読売新聞
上は25日の記事です。