高速能代線に乗るの巻き

秋田中央交通秋北バスが一日8往復する高速能代線秋田行きに今回は乗ってみました。

能代ステーション(バスターミナル)はJR五能線能代駅から大分離れた所にあります。街の端っこと言った感じです。以前の様子は分かりませんが、現在はローソンと一体になったこじんまりとした建物になっています。バスが次々とやって来るでもなく、待機場所になっている訳でもなさそうなので、能代駅にターミナル機能を集約した方が良いんじゃないかなぁと感じたんですが、どんな事情があるのでしょうね。秋北バス大館駅前ステーションと並んで謎の施設です。
私が乗ったのは、17時30分発の秋田行きで、前方が2階建てになっているバスでした。もちろん、先頭に陣取ります。ターミナルには、変な青年がいてバスを待っている様子でしたが、秋田行きに乗るでもなく、乗る人の数を数えて満足している様子でした。因に、バス会社の人とかでは全くありません。
バスは定刻通りに発車し、能代駅前を出ると、市内から郊外部の各停留所を通過し、最終的には10人程度の乗客を乗せ、琴丘能代道路へ。
暫定二車線道路だが、交通量が少ない事もあって快適そのもの。
途中から、秋田自動車道とか、秋田外環状道路とか道路の名称は変わるが、本線料金所も含め、秋田自動車道と書いてあるので、乗っている限りは、全部、秋田自動車道だと思っていました。多分、全線開通するとまた名称が変更されるんじゃないかと思います。

秋田駅でほぼ全ての乗客が降りますが、バスは県庁市役所方面へ向かう為、秋田駅を去って行きました。秋田道を降りて新国道を経由してきたので、ルートとしてはまた戻る形になる変わった高速バスです。
このバス、全線で900円とかなり手ごろな高速バスです。日本海側の諸都市は幹線鉄道が電化されているとは言え、単線区間も多く、各停、特急共に本数が少ないので、高速道路が整備されると、高速バスが誕生するのではないでしょうか。
新潟なんかは新潟市を中心に県内各地へ高速バスが走っていますので、秋田道が大館迄開通したり、日本海東北道が全通したら、秋田も、新潟みたいに高速バス街道になるのではないでしょうか。まぁ、開通すればの話ですが。