路側帯を広げる実験の経過

路側帯広げ、ゆったり通行 盛岡で実験
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20070912_10
リンク:岩手日報

なんか中京圏でこんな実験が行われたと言うのを昔見たんですが、その実験結果だけでは不満なんですかね。
まぁ、「こんな手もあるよ」って認知してもらう為の実験というか見本なんでしょうね。
それにしても、なんで一方通行で行うんでしょう。
その辺りが分らなかったので、実験場所を見てみることにしました。

下の橋の方では、路側帯がカラー舗装化されていて、車道ではないと言うアピールがしっかりされている感じです。車もまっすぐ走っている感じ。
あとは、自転車が左側通行を守ってくれればより安全。
しかし、上の写真の様に、駐車スペースが広くなったとしか認識していない車もあるようで、これは困った物。
こうなると結局歩行者は車道に出ないといけないので、安全は確保されないのです。

岩手日報社から大通入り口までの実験個所では、路肩が広すぎる感じになっています。
もともと歩道が割と広く確保されている所だけに、路肩を広げる意味が不明です。
現に、タクシーなど、路肩に跨って走行する車も多数見られました。

そして、この実験の意味がますます分らないのは、この写真の先なんですけど、交差点部分の路肩の幅は実験前と変わらなくなっています。一方通行で方向別に3レーンが確保された交差点なんで、直進と左折を一つにまとめても、交差点部の路側帯を確保した方が、実験結果が得られると思うのですが。
なんで、実験をしてるのか、そして、なんでこの場所で実験をするのか、分らない実験のやり方です。
私なら、大手先の県庁と公会堂に挟まれた道で実験したと思うのでした。
まぁ、車線を減らさなかったのは、通過交通の滞留を防ぐとか色んな理由があるんだろうけど、見る限り、認知してもらう以外に意義の無い実験だなぁと思うのでした。
あと、この実験をしようと警察と交渉した人、大変ご苦労様でした。
警察との交渉は大変だと思います。