人体の不思議展が盛況だ

いろいろとウワサの絶えない人体の不思議展ですが、標本技術がスゴイらしいので見てきました。
その前に、ワタクシ人体の不思議展は県立美術館でやっているものだと思っていたのですが、なんと県民会館でやっている事を直前で知り、いらぬ恥をかいたのであります。

さて、その県民会館でありますが、美術館とは違い、盛況ではあるもののお洒落してくる人はごく少数。なんでアカデミックな物と趣味は傾向が近いんでしょうかね。

中身の結論から言うと、ホルマリン漬けの標本とか、肉や魚を加工し慣れている人からすれば特になんとも無い。むしろがっかりするくらいだと思う。
会場の混雑っぷりのせいで、
「この標本は何人ですか」
とか
「工場は何処の都市にあるんですか」
とか
「功輪法?」
なんて聞けない。聞けてもバイトの案内係には分かるまい。
あと、加工された後にどんな扱いを受けたのか分からないけど、状態が悪いし、無意味なポーズの所為で、筋肉が千切れていたりする。
盛岡展の割引券がある人は見てもらいたいのだが、腕を横に伸ばしている標本の広背筋か脊柱起立筋(私にはどの部位なのか分かりません)が腕と繋がらず
妙な鋭角が横に突き出ている。これでは標本の意味が無い。筋肉の動きをまるで再現できてない。
と言う事で、人体の不思議展を見に行くくらいなら岩手大学の標本室を見たほうが余程勉強と記憶に残りますよというお話でした。