郊外開発は善か悪か

いや、そんな簡単なモノじゃないって。
既存市街地に対して、その周辺の田畑を潰して新たな住居地区を作って車が無きゃ生活できないような都市を作っている郊外開発がいいものとは思えない。更に、都心の整備を放っておいて郊外にばかり金を使うようでは健全な都市運営とは思えない。
しかしながら、人が集まらなきゃ街じゃないし、その人達は何処から来るのかと言えば、郊外から来るのだ。街の魅力が増せば増すほど、より遠くから人は来るのだ。そこで、今の郊外はどうなっているかと見た所、無計画に農地に家やアパートを建てたりするもんだから、車がすれ違えない農道が、その地区の幹線になってたり、迷路の様な道がたくさん出来てたり、崖崩れが起きそうな所にも家を建てちゃったりまぁ、大変なのだ。
ゆえに、大規模で既存都市との連絡も考えられた計画的な都市計画(盛岡なら盛南開発)は意義があるものでしょう。
郊外を計画的に開発して得た利益で、都心の住環境を良くするなら、郊外を開発するのも反対ではないと思うのでした。都心は都心で高度化を進めないと、いかんでしょうなぁ。
ただ、市役所等の、業務地区までも郊外に移転して既存市街を空洞化させるようではそもそも、街づくりでは無いと思うのでした。
盛岡には、味のある街であって欲しいのです。