だいぶ遅い話題ですが

北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線が今年の4月に廃止されましたが、廃止する前には、岡山電気軌道が引き受けに名乗りを上げたり、それに呼応して署名活動が行われたり、まぁちょこちょこと動きがあった様なのでした。下のもその一つ

ふるさと銀河線を特急に 「スーパーオホーツク」運行計画
Brain News Network(BNN)

銀河線に特急をってのは、ふるさと銀河線に特急を走らせる会でもやっていたようですが、こことの関連は事業計画を見た限りでは、あんまり無さそうです。んで、スーパーオホーツク運行計画を出した会社がトラベルプランニングオフィス(TPO)と言う会社なんで、そこと代表の中尾一樹氏について、さらっと調べてみました。
中尾一樹 Wikipedia
結局なにもする事なく銀河線は廃止になった訳ですが、TPOに運行させるよりは廃止になった方がマシだったなと思いました。事業計画書を読むと、現行の石北線オホーツクより所要時間は長いそうです。石北線に振り子特急が導入されたら、もう完全にアウトですね。宗谷線を走っている、キハ261でもアウトでしょうね。
氏は、上下分離を提案していた様ですが、資金のない会社にそんな提案されても、困ってしまいます。せめて、むこう1年分の保証金でも出せれば、話は違ったかも知れません。ただ、氏はなかなかの問題児の様ですから、お金を調達できたかどうか。
北見・網走の人間は多分、急ぐなら飛行機。急がないなら高速バス。昔からの感覚では特急。って住み分けがなされていると思いますから、現行よりも遅くて高い銀河線経由など、利用する事は無かったと思われます。
いずれにせよ、地元の人から使われる事の無くなった交通手段ってのは去り行く運命なんですな。