イオン県立大学線

日曜日の事ですが、シティ青山から帰ろうとした時に、殆どのバスがバスセンター行きとなっている一方で、バスロケの電光掲示板には岩手県立大学行きが出ていました。そうとなれば早速にわか調査を兼ねて乗車です。
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さて、私が乗ったのは休日だったのですが、休日の運行本数は上の時刻表の通り。少ないですが、初めはこんなもんでしょう。利用状況によっては増えるんでしょう。
私はシティ青山から巣子まで乗ったんですが、10人いかないまでも、まま乗っている様子。バスは青山3丁目へ向けて直進。青山商店街(生協のある通り)との丁字路を左折、北高校まで直進し、新滝沢営業所を通過、雇用促進住宅を左に見つつ、厨川駅北側の踏み切りを渡り、東北農験の丁字路を左折し茨島こ線橋を渡り、岩手牧場を通過。後は、巣子車庫行きと同じルートを通ります。
随分ぐねぐねと走りますが、これはイオン〜県立大学をダイレクトに結ぶと、利用者が限られるからと考えられます。多分、人口密集地を通るルートにうまい具合になっていると思います。
さて、巣子の市街で降ります。
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ここでは私も含め、3人降りました。イオンからだと、4・500円位だったと思います。一緒に降りた人はイオンからの買い物帰りでしょうか。
さて、ここで巣子と言う街の特殊性を説明しましょう。この地区は盛岡市街地と隔絶された所にあります。なぜか。それは厨川と巣子の間の農業関連施設群にあります。農業研究センター・岩手牧場・林業試験場果樹試験場これらの施設の広大な農地が巣子と厨川の間にあります。国の施設なので、郊外の農家の様に安易に土地を売る事はありません。これがこの地区を縦貫する国道4号線の美しい景観を作っている要因でもあるんですが、とにかく特異です。
盛岡に近いのに開発出来ない土地に囲まれているので、ちょっとでも、売ってくれる土地があると、下の写真の様な景観になります。
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右側が国有地、左側が商業地になってしまいます。公共交通(要するにバス)は盛岡を起終点にしたルートのみなので、巣子地区内ではそれほど使い易くないでしょう。まぁ、今年になって、巣子駅が開業し、先日、巣子駅を起点とした地区循環バスも設定される事になったので、今後に注目の地区でもあります。

巣子駅へ直結 滝沢ムラが地域循環バス
岩手日報

では戻るとしようかと、巣子バス停の時刻表を見るとなんと、20分後にJRバスが!
JRバスって旅をしている気分になるから好きさ。ここのバス停は、3社共通なんです。しばし、近くの書店で時間を潰して、バス停で待っていると、県北バスに続いてJRバス白樺号盛岡駅行きが来ました。乗客は私も含めて6人。
終始県北バスを追いこす事無くバスは走ります。県北バスが停車中も後ろで待っています。
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JRバスの巣子から先の停留所は厨川・上堂・舘坂橋・夕顔瀬橋です。県交通・県北バスに比べると凄く大雑把な停留所間隔ですが、これが国鉄時代に鉄道駅として開業していたら(盛岡〜沼宮内はほぼIGRと並走)IGRの運営も今より良好だったかもしれません。需要は育てる物です。2〜30分走って、夕顔瀬橋で一人降り、そのまま盛岡駅に到着。
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JRバスはやっぱり良いですね。