海水浴バスに乗るの巻き(前編)

岩手県交通では昨年から、急行盛岡・大船渡線を夏の間だけ、盛岡発1便と最終の盛岡行きを海水浴バスとして、高田松原まで運行している。今回は、陸前高田に行った事が無かったので、行ってみよう！やってみよう！なのだ。
因みに、こんなバスに乗りました。雫石線で使われてる典型的な観光格下げです。
(米田交差点)
盛岡駅から乗ろうとしたんですが、バスセンター始発の6時30分発滝沢行きが遅れ、トイレに行っている間に、滝沢行きバスが発車してしまい、盛岡駅から乗ることは出来なくなり、内丸(県庁・市役所前)まで歩く事に。
その前に、バスセンターでは、既に(6時40分の時点。大船渡行き到着まで約30前)親子連れが待っていました。
内丸では、何台ものバスをやり過ごし、目当てのバス到着前に腹痛が再発し、東警察署でトイレを借りました。トイレを出ると既に、7時9分。大船渡行きは7分発なので、駄目だったかと思いきや、10分過ぎにやってきました。俺の腹は大丈夫だろうか。そして、道路は込んでいないだろうかなど、色んな不安と共に3時間のバス旅は始まるのでした。
内丸で乗ったのは俺らだけ、盛岡駅で30パーセント程、席は埋まっており、二人分空いている席へ迷うことなく座る。バスは、歩いてきた道を戻り、バスセンターへ。
センターでは15人以上の人が待っていて、内丸で乗ったのは正解だったようだ。


バスセンターを出ると、一路盛岡バイパスを経由し、大船渡へ向け本格的に走り出す。
川久保で一人、三本柳権現堂で親子4・5人、都南大橋を渡ると先日の花火大会のごみ(花火ガラ)画道路に落ちていた。歩道は拾ったようだ。都南の園で1人を乗せた。次の乙部境では3人下車。どうやら通勤での利用もあるようだ。この辺りは、長岡経由日詰駅前行きも通るが、殆どがバスセンター発でしかも、本数が毎時1本なので、ここまでの利用もあるのだろう。
長岡のローソンを過ぎたところで早池峰バスとすれ違った。このバスは月曜と木曜に運行される盛岡中央病院行きで、遠野から通院する人の大切な足となっている。
バスはいよいよ、人気の無い山道を走る。

停留所名	盛岡駅からの料金	区間運賃
乙部境	???	???
佐比内	1080	710
亀ヶ森	1130	170
ルック工場前	1170	170
大迫ＢＴ	1180	210

ルック〜大迫の区間料金は間違っているかもしれないです。

バスはこの急行バスが通過する地区でおそらく最大の山間集落・大迫へ到着する。
ここで、二人の旅行者を乗せた。見送りの人がいるのは、旅情をかきたてるのです。

停留所名	盛岡駅からの料金	区間運賃
下中井	1280	230
水境	1320	160
外川目落合	1390	200
長崎	1400	140
達曽部(ジンギスカンのよねた前)	1450	260
米田交差点	1490	140

長崎で一人乗り、達曽部で一人降りました。
さて、このバスにはトイレが無い。
それが、私を乗車に躊躇させる理由の一つなのだが、さすがにトイレ休憩はある。それが、米田交差点前という停留所だ。

ここはドライブインのようなもので、道の駅が流行り出すずっと前から道の駅のような利用をされてきたらしい。ここらへ来ると、スーパーの看板が盛岡の店から遠野の物へと変わっており、盛岡圏を抜けた感じです。


名物はワサビラーメンだそうです。5分休憩では食べれません。

ちょっとしたターミナルの様に立派な停留所でした。大船渡まであと64kmです。
ここでの各方面の時刻は以下のようになっています。

盛岡行き	大船渡行き
0801	0823
1001	1408
1201	1508
1501	1708
1801	1908

ここで、バスは宮守にいつ着くかと聞く人が居たのですか、彼らは宮守で釜石線に乗り継ぎ、遠野へ行くそうな。

停留所名	盛岡駅からの料金	区間運賃
鋳物	1520	140
宮守駅口	1620	380
道の駅みやもり	1650	140
宮守総合支所	1650	140
迷岡(まよおか)	1710	220
凌沢(しのぎさわ)	1760	190
柏木平	1800	140
落合橋	1810	140
鱒沢	1850	170

宮守駅口で遠野に向かう人が2人降りて、道の駅みやもりでも一人降りた。迷岡から鱒沢の間はＪＲ釜石線と並走しているので、運次第で、釜石線の列車が見れるかもしれない。
鱒沢は猫の額ほどの土地に駅と道路とターミナルがあり、よく出来た交通結節点だと思う。バスは、早池峰バスと、岩手県交通と、遠野市営バスが停まる。
もし、ＪＲバスの遠野陸前高田線や、県交通の特急釜石線があったらどうなっていたのかと、少し考える事が出来た。
前編終わり。