ペットのお墓だったところ

犬猫と人類との付き合いは長い。そして人より犬猫の寿命は短い。
そんなことはあんまり関係ないけど、生き物はどんなに大切にしててもいずれ死ぬ。
そこで問題になってくるのが、死んだ生き物をどうするかだ。
盛岡だと、岩山に動物霊園がある。ペットの火葬場もあるにはある。
市では、死んだペットを庭に埋めないで下さいと広報で言っている。たぶん廃棄物処分法に引っかかるんだろうな。なので、三割(みつわり)の清掃工場で焼却処分することも出来るから連絡してと広報に書いてある。
で、これから書くことは、たぶん10年以上は前の話。
盛岡では、死んだペットを埋めていい場所ってのがあったそうな。
市民は死んだペットをその場所に自分らで土を掘って埋めたんだそうな。
今は無いそのシステムと土地。どうなっているのか見てきました。
ただ、聞いた話なので、確実にそこと言う証拠はありません。
その場所には

  • 青山の斜めになっている道路を行く
  • 諸葛川の橋のあたり(諸葛橋ではない)
  • 寺があって、大きな馬をまつる石碑がある

との事でした。

青山の斜めの道です。因みにここへ行く前に食玩を探しに月が丘へ行ったのはどうでもいい事だ。
で、ひた走ると、随分とのどかな風景があります。
幼い頃を過ごした場所にそっくりです。

この辺りは宅地開発が進んでいて、もしかしたらその場所は全く跡形も無くなっているのかなぁと思い探します。

さっきののどかな風景よりのどかな風景になりました。でもここは滝沢?
盛岡の話なので、ここは違います。

振り返ると、青山が遠くに見えます。でも自転車で10分程度です。
昔はダイエーシティ青山もわくわくする場所だったんだよなぁ。
多分、忘れた時が本当に変わる時。

さて、その辺りで、自転車でうろうろしていると、ありました。住宅街には不釣合いな石碑が。

多分コレですよ。寺と言われていましたが、多分神社の可能性もあると思っていたのですが、地図上には無いので、石碑を探していました。石碑の前には王冠がすっかり錆びて真っ赤になったお神酒と、いつの物か分らない蝋燭の跡がありました。

左側の石碑には設置した人の名前と、その土地の名前がかかれています。

右側には3文字何か書かれていますが読めません。
左の物は馬と言う字以外削れて読めませんでした。
詳しいいきさつは知りませんが恐らく、馬を埋めていた所に、ペットを埋めるようになったのだろうと勝手に想像。
この二つの碑の前で合掌し帰りました。
昔はもっと、飼い主達が建てた墓標が沢山あったそうです。その墓標はどこへ行ったのでしょうね。
こういう歴史って伝えない事には50年と持たないのではないかなぁと思います。