桜山商店街の問題をお城を中心としたまちづくり計画(平成21年10月策定)議事録から考える

この手の事は既にこちらでやられておりました。

ノーブル佐々木のつぶやき:http://blog.noblebs.com/

白龍の裏にある美容院の人ですな。
そんで、今回のネタになる資料は以下のもの

お恥ずかしながら歴史文化課なんて部署があるとは、これを読むまで存じませんでした。
詳細は実際に読んでいただく事にして、面白いなぁと思った点を。

  • 都市整備部長と公園みどり課の意見は結構違う。

資料から引用して解説していこうと思ったんですが、読めば分かると思うのでやめにしました。
桜山参道地区に興味のある人は、それぞれのpdfにある関連議事を読めばいいと思います。
第二回ではけっこう前向きというか、現在商売している人が安心できるように、とにかく今後どうして行くかを決めようというか、現状を生かしながらもうちょっと景観に配慮した感じで整備していこうといった感じで締めくくられています。
この時は、都市整備部長が「中心市街地活性化基本計画も出来てるし、議論するにはいい時期かも」と、なんとなく前向きに捉えているのに対し、公園みどり課では「桜山神社の契約が切れる時期に合わせて,土地利用計画を具現化する必要がある。タイミングを逃すと,そのまま今の状態が続く可能性がある。」と、とにかくこのチャンスを逃したらずっとこのままだというある種の危機感を漂わせています。
第三回では、これが一層鮮明になり、桜山は「公園用地として予定している場所になる。だから,基本的には公園施設となるのであれば,公有地化する方向づけになるだろう。ただし,現実問題として,短期的に用地を取得することは,多分無理だろう。ただ,最後のゴールについては,一般の都市公園と同様,公有地化を目標とし,もし,公有地化の事業が,かなり長期に渡るのであれば,その間をどう利用していくというあたりが,この懇話会のいろいろな意見交換をしていくということにご理解いただければと思う。」とまぁ、最終的には公園にするし、その間のつなぎでどうするかって事を話し合うのがこの場。という態度になっています。
対して、都市整備部長は、住民の生活設計や、桜山地区が結構評価されている事を説明。とにかく何が何でも公園に、50年100年後には必ず公園にすると意気込んでいる公園みどり課と同じ市役所の内部で、しかも部署の上下で違う事が言われている状況なのです。
まぁ、公園の事だけ考えていればいい課と、周辺の事を全体的に考えなきゃいけない部では、思惑も違うわなといった感じですかな。
因みに勘定所について出てくるのは、歴史文化課が、発掘調査を言い出したときに、具体的に何すんの?と委員に質問され、「勘定所とか」って言った時くらいで、当時はまだ緑地か、駐車場か、現状に改装を加えるかで議論されてたのでした。旧図書館にお茶もちを出す店を設けるかどうかなんて議論があったくらいで、勘定所風建築に団体待合なんて話は無かったのでした。