木々について1

「ふるさとの森づくり」と言うのをご存知だろうか?これはイオングループが行っている店舗周辺に木を植える運動である。同じ名称でホンダとか九州電力とかでも行っているらしいいが、実物を見たことが無いのでここでは触れない事にして、イオンのみを取り上げよう。
私は、あのプロジェクトが凄く胡散臭いと、イオン行きのシャトルバスの側面に書いてある「木を植えています」ってのを見る度に思うのだ。実際に植林された場所を見て更に思うのだ。
なんと言うか薄いのだ。幅5mにも満たない植林地帯がぐるっと駐車場を囲んでいるのだ。これが仮に100年経過したとして、森になっているだろうか?そもそも、100年後イオンはそこにあるだろうか?第一、広大な田畑を潰して造った店舗の周辺に木々を植えたところでそれがなんだ。それで環境考えてるつもりか?大量生産・大量廃棄しているくせにバイオマスで地球に優しいなんて言うなや。
バイオマスは別として、森ってのは厚みがあって、低層、中層、高層木と色々な植物が共存している物かと思っていたが、現状を見ただけで、あれが森になるとは考えられないのだ。だって、密に植えすぎでしょ。あれは。10年後はきっと、ひょろ長い木ばかりで、大風でパキっといっちゃうような貧相な藪が出来ているのではなかろうか?まあ、初年から3年間は宮脇理論によると手入れするそうなので、初めが肝心なんだろう。間引きとするのかな?するにしても、植えられた木の傍にはボランティアで植えた人の名前が書かれたカードが刺してあったけど、その人の意思は無視かな?どうなんだろ?
「イオンふるさとの森づくり」で指導を行っている宮脇先生の理論を詳しく知りたいならこの本かな?

鎮守の森

鎮守の森

ついでに宮脇理論を批判しているページも見つけた。
一応、都市とか砂漠とかで宮脇理論は成功を収めているようです。
イオンの森批判(宮脇理論の批判ではありません)