いろんなバスと運転手がいるものです。

昨日家の近くのバス停から、駅行きのバスに乗ったら、放送する機械が壊れたらしく、全ての停留所を運転手さんが案内していた。あの機械が壊れると結構大変なみたいで、いちいち、ピッピッ、と何かボタンをいじってました。思えば岩手県交通のバスってつい10年前までエンストすることがあったんだよなぁ。エンストすると豆電球が点くなんて知らなかったよ。モウモウと白煙を上げて盛岡駅から退散するバスもいたなぁ。高校生のとき、駅まで乗ったバスは終始ハザードが点いていて、教えたら
「知ってるよ。壊れてるから」
と運転手さんに言われたもんです。壊れてても使うんだなぁ。
駅周辺で用事を済ませ乗った帰りのバスは運転手が変なやつだった。両替をしようと500円玉を投入口に入れようとしたら、これがなぜか詰まる。返却ボタンを押しても出てこない。そりゃそうだ、なんてったって詰まっているのが見えるくらいだ、返却ボタンも機能すまい。どうにもこうにも困ったのだが、運転手はボケーっと俺を見てるだけ。やっとの事で、助けてくれるかと思いきや、
「まっすぐ入れて。まっすぐ」
だそうな。どうやらバスの両替機は斜めに入れることが出来るらしい。だが、あの両替機にどうやって斜めにいれれるんだろう?
遂に運転手も手を出してきた。最初からそうして欲しいのだが。困っている客を放置している変な運転手だからなぁ。
結局その、変な運転手も500円玉を両替出来ず、
「だめだこりゃ」
と、言って、私に500円玉を返すのであった。「駄目だ」じゃねーだろ!
バスが駅を離れると、最初の交差点で、ゆいとぴあ東循環のバスと並んで信号の前で停まった。すると、循環バスの運転手が前扉を開け、こちらのバスは運転手側の窓を開け、何やら会話が始まった。もうどうしようもないです。
「○○はどうなった?」
「無期限運転停止だって」
とか言う会話だった。正直、こいつらも運転停止にしてって感じの運転手だった。
昔、函館の路面電車に乗ったとき、あの頃はまだ新500円硬貨に対応していなくて、運転手さんは機械に頼らずカバンから100円硬貨5枚を出して両替に対処していた。
徳島の運転手は(エピソードは沢山あるが、長くなるので省略)親切丁寧な人が多かった。
同じ岩手県交通でも、元・ホテルマンかと思える程丁寧な人もいれば、乱暴に扉を開けたりする人もいるし、車内に禁煙って書いてってもタバコ吸っている運転手もいた。
なんか、またこの運転手さんのバスが良いなって思う時もあれば、二度と乗りたくないって時もある。なんだかねぇ。