函館市電に乗る

東京以北で路面電車は函館と札幌にしかないので函館のに乗ってきました。

雪に強いわけでもなかろうに、東北以上に厳しい土地で軌道が残っているのが不思議です。
函館は11月でも国内有数の観光都市だけあって電車は常に観光客で満員です。30万人程度の自動車交通が発達した都市で軌道が生き残っておる理由の一つは観光かなと思いました。市電が通っている場所は西地区・谷地頭・湯の川・五稜郭と観光地を効率よく結んでおります。
ただ、観光客が無ければ、朝夕の学生の利用が殆どな感じ(2月に行った時はそんな感じだった)なので、特に有数の観光都市でもない限り30万人に満たない都市で軌道を市内に整備し頻繁に電車を走らすのは厳しい物がるのではないかなぁと。
既存のインフラ(例えば廃線や普通鉄道)を生かせるところはいいだろうけど、新しく整備するにはそれなりの人口密度がある都市でないと駄目でしょうね。ゆえに注目する都市は幾らかあるわけですが。
さて、函館では部分低床車かイカダンサーに乗りたかったんですが、部分低床車は整備運休でイカダンサーは利用するには時間が合わないと言う事で(待つのも寒いし)北のに乗ろうと思ったら

凄いのが来ましたよ。これの希少性は地元でも分かっている様で、車内は市内で開催されているイベントと連携した広告が沢山釣り下げられてました。
バスなら古い車両は排ガスが多い事もあって常時動態保存的な活躍は望めませんが、電車は直接有害なガスが出るわけでもないので整備次第では長寿命で古い街並みに合う交通手段として残る事も出来るわけですな。

  • 効率の良い経路
  • 車の迂回路
  • 道が広い
  • バスより停留所間隔が長い

これが市内電車が生きていくためのポイントだと感じた。