岡崎の名鉄バス専用道路


東海道線岡崎駅で電車を降りると、どこの街でもある見慣れた光景が広がる。
そして、ここからバス専用道路へ行くバスが出ているとは初めてだと気が付かない。
そもそも、バス専用だからなんだと言うわけでもない。市内を巡って来たばすが、この付近にあるバス営業所から専用道路を走って、なんでもない場所へ行くだけです。
でも、それが貴重な光景なのだな。

営業所を抜けたバスは、ご覧のように細い一本道を35km/hで走ります。

路面電車よりも遅い制限速度ですが、信号も追い越す車も無いので、遅いと感じません。むしろ信号停止や、荷役のトラックを縫う事が無いので快適な感じです。

途中、バスはぎりぎり退避出来るスペースで停まります。

向こうから駅経由で市内に入るバスがやってきました。
単線鉄道のようでなんか楽しいです。
おおむね20分に1本は走っているようなので、ほぼ必ずここで行き違いがあるのでしょう。

一般道路との交差部はこんな感じで、踏み切りがあるわけではないです。
バス停は屋根も付いており寒くなければ不満なし。
クルマが頻繁に通るわけでもないのできっと静かでしょう。

一般車両進入禁止とはなっていても、どう考えてもバス専用道路を通らないと入れないであろう駐車場が沿道には幾つかあります。この辺りは頑なに進入禁止とするか、上の写真の様に駐車場へ入る僅かな距離の利用に限り認めるか、微妙なところだと思いますが、この路線の本数だと限定的に認めるのもいいのではないかと思います。

10分に一本とか頻繁に往来がある専用道路なら禁止すべきでしょうね。

制限表示(標識)はいろいろあります。

バスは普通の物を使っています。ガイドウェーバスのように特別な装置をつけているわけではないです。

終端部はロータリーになっています。ここから先にバスが走る事は無いです。
元々路面電車が走っていた所なので、初期投資が低そうですし、GWBやLRTよりも手軽に導入できそうですね。
例えば、新興のニュータウンなんかが、実践したら面白そう。
そういえば、専用道に駐車場が面している住宅は固定資産に課税される時はどんなシステムになっているのだろう。