秋田県へ行くのは一苦労

ちょっと用事があって秋田県大館市まで行く事になった。
盛岡から行くには花輪線か、高速バス「みちのく号」という事になるのだが、今回は週末に行くのでホリデーパスを使って花輪線で行く事にした。
因みに、ホリデーパスで行けるのは大館駅の一つ手前の東大館駅まで。奥羽線に乗り継いで更に先まで行くなら東大館から先のきっぷが必要だが、私の目的地は大館の中心部に近いので、東大館駅で降りた。
大館での用事は本文とは関係ないのでいいとして、花輪線って遅い。
所要時間では高速バスと30分も差がある。
しかも、八戸・青森経由で、新幹線と特急を使った場合と2分しか差が無い。
まぁ、料金が断然違うし、二分の違いとはいえ高いほうが遅いのならそんな利用の仕方は無いと思うけど。
花輪線が今のままなら、高速バスにトイレが付いたら完全に都市間輸送は負けるだろうし、日沿道が開通したらそれは確実になるだろう。
なので、もしかするとJRは既に都市間輸送は放棄していて、地域内輸送のみを見ているのかもしれないけれど、大館まで行くには花輪線という選択肢が未だに有効だと私は思っているので、以下の事を考えた。

  • 盛岡〜好摩は快速運転

線形もよく、スピードを出せるのは花輪線ではここくらいでは(つまりIGRの区間は飛ばせ)?秋田側でも大館に近いところでは平坦線区があるけどあそこは地域内輸送があるので駅を飛ばすのは良くないだろう。
なので、好摩で上下線ともIGRの電車と接続を図る事にして、盛岡〜好摩は時間短縮に専念したらいいかなと思った。
この区間で検札も出来るだろうし。

ボックスシートに3時間とか辛いので。リクライニングシートがある車両を入れて欲しいのよ。別に特急でも急行でもいいので。

とにかく辛いんだよ!

振り子車両を入れたらスピードも上がるんだろうけど、JR東日本は振り子車両導入に熱心ではないし、線形改良は見合わないだろうから、速く走れるところは速く走って、居住性を上げるのが花輪線にとって現実的かと思ったのでした。

でもなぁ、岩手と秋田を結ぶ路線としては北上線に次いでいい路線でもあるのよね。単純に本数は恵まれている方だしな。
田沢湖線なんて県境越える普通列車は3往復くらいしかないもの。
「こまち」が走っている関係で、普通列車を増やす事は出来ないだろうし、実際に普通列車で県境を越える人って少なかったから、せめて盛岡駅から田沢湖駅まで急行バスが走ってくれないかなぁと思うのであります。
普通列車で県境を越えれるってのが理想ではあるのですがね。
あと、県境越えるのとは関係ないけど、田沢湖線に新駅(盛岡と大釜の間でイオンの辺り)を作るのは無理であり無駄だと思う。
駅が出来たところで、秋田から来る人なんて絶対いない。これは言い切れる。それに田沢湖線普通列車の本数から考えると、自家用車を利用している人が、鉄道にシフトするって事も無いと思う。
どうせな、あの辺りに土地を持っている人が、資産価値の上昇を狙って「駅造ってくれ」なんて言っているんだろうよ。
前潟のイオンに行くにはバスが便利だし、定時性云々言うなら、該当地区の皆さんはぜひ、普段の移動を自家用車からバスに変えて、渋滞の減少に協力して欲しい。そうすればバスの遅れも短くなるし、二酸化炭素の減少に役立つし、いい事尽くめだと思う。
仮に駅が出来たとして、
「便利になったなぁ」
と実感できる人は、小岩井とか、雫石に住んでいる中高生くらいじゃなかろうか。
そんなところに駅を造るよりは下田とか、仙北町岩手飯岡の間に作ったほうが有効に利用されると思う。