歴史的景観って訳でもないけど歴史の無い景観って訳でもない

旧県立図書館前のヒマラヤ杉伐採のニュースを見て数日後、現場を見に行ったのです。
見慣れている景色だし、あえて見に行く必要も無かったのですが、それでも行った理由は
「パースとか平面図が無いかと思って」
なのです。
この歴史何とか施設は以前、パブリックコメントを募集していまして、サイト上で平面図を閲覧できたのではないかと思ったのですが、無いんですな。
なんかコンセプトと展示内容ばっかりで敷地全体の配置計画図面が無いのは宜しくないですな。故に今回みたいに、伐採期日ぎりぎりになってクレームが付くのです。
と言う事で、見てきました。

左図中の赤い点がすぐに伐採予定の木々でオレンジが年内に伐採予定の木々。今回は計画を見直すそうですが、赤い点で表現されている木々は結局のところ伐採されるのではないでしょうか。
で、ちょっと思ったのですが、伐採された後には大型バスも通れる車寄せが出来るそうなのですが入退路の配置に無理がないですかね。
まず進入側はテレビ岩手前の丁字路との関係がよくないと考えます。丁字路に取り付けて十字路にした方が良くない?
次に退出路。破線で示された矢印から、市では岩手日報社前の丁字路へバスが抜けると考えているようですが、その道の先にある中央通との交差点(丁字路)は右折禁止じゃね?車寄は大型バス二台分程度らしいし、退出路の先に駐車場も無い様だし、なんか車寄せの規模に中途半端な印象を受けるのです。
いっそのこと施設前の道に「バス専用」停車スペースを一台分だけ設けて、そこで乗り降りしてもらい、建物内までの道の両脇は屋外展示物で埋めたら良いのではないか。
私には、ヒマラヤシーダを伐採しなくてはならない積極的な理由が見つからないのよ。