玉山線に乗るの巻き


玉山線とは岩手県交通が運行するバスセンターから北山を経由して玉山支所・好摩駅へ至る路線の事です。
以前は、玉山支所前から日の戸や城内という山奥へ枝分かれするとんでもない系統がありましたが廃止され、本線ともいえる好摩行きだけが残りました。
今回は11時55分にバスセンターを出る好摩行きにのりました。
例のごとく、系統番号が間違っています。
バスセンターでは6人の乗客が乗りました。
内丸付近で桜台団地線とすれ違います。

玉山線は桜台団地線を補完する意味もあるようで、医大前から県営野球場までの各停留所でこまめに乗り降りがあります。
坂がきつい区間もあるので、金比羅前から1区間だけのる老人もいました。
折りしもこの日は甲子園の岩手大会がある日で、県営野球場は大賑わいでした。

が、このバスは閑散としたものです。
渋滞も無いのは、応援に行く人が主に高校生で、彼らは自転車を使うからかな?
あと、時間もずれてたし。
三ツ割の坂を登りきると岩手県交通松園営業所があります。

敷地内に停留所がありますが、このバスは通過します。
この先にもかつては桜台団地線以外に、ゆぴあす線とか、日の戸行きとか城内ゆきとか多様な路線が運行されていたことを振り返ると、つくづく岩手ってのは公共交通に恵まれたのだなぁと感じる。
バスは桜台団地線との経路に別れを告げ、玉山方面へ走る。陸中大平という僻地感漂う旧国名が付いたバス停があったかと思うと、朝日が丘団地とかいう人がいっぱい住んでいそうな名前の停留所もある。

ただ、団地の名前とは裏腹に集落ともいえない家の集まりがあるのだった。
そしてこの先、

藁峠なんていう凄い名前のバス停で我々探検隊以外の最後の一般客があ降り、貸し切り状態に。まだ玉山支所まで行ってませんよ。
程なくと言っていいのか分からないけど、山岳地帯を抜けて、玉山支所前に到着。

ここで4分の休憩。トイレがある訳でもないので時間調整の為なんだろうけど、回転場所でもありなかなか立派。何でもやサン的なものと、

あの有名な「玉山支所前食堂」がある。

バスはスカスカでも、食堂の駐車場には20台くらいの自家用車が停まっています。ガソリン高いとはいえ、かぞくでバスを利用するよりはかなり安いのだ。
休憩を終え、ぶっ太い導水管を眼下に眺め、工業団地直前の絶景(例えるなら新得から車で屈足に行く途中にあるパトカーの廃車がある辺りの風景)を見ながら

玉山バイパスを横断し、渋民市街へ。ここはJRと県北と県交通の激戦地(?)ここからの乗車もある。二人ほど乗った。
われわれ探検隊は、少し行ったところにあるイオン渋民で降りた。ここでも二人ほど乗ったようだ。

まとめ

  • 確実に不採算なので廃止するとなったら止む無し。
  • 盛岡から好摩方面は鉄道か県北バスが充分役に立つ。
  • 玉山線は県北バスの好摩経由より200円くらい高い。

と言った感じ。
城内・日の戸方面が廃止になるまでは、この路線は平日で9往復もあった。
桜台線の補完としては充分だと思うが、この補完分が桜台線の増便と言う形になったとは聞かない。城内地区までバス運行する必要は無いと思うが、北山・三ツ割地区のサービスダウンに沿線の人は何にも感じないのだろうか。
こんなに利用の無い路線が存続しているのも凄いと思うが、何度も書いているように桜台線の補完と玉山地区での利用がある。なので、陸中大平から玉山支所までの区間を廃止して、2系統に分割したらいいんじゃないかと思ったが、いずれ、回送で玉山まで送るくらいなら、デッドマンスイッチの様に、テープを流して、思い出したように客扱いするのもアリなのかなぁと思った。
あと、この路線はゆぴあす経由にしたらどうだろう。