各停と特急

苫小牧駅から南千歳までは各駅停車の星置行きに乗る。快速エアポートなどにも使用される721系が来るかと思いきやロングシートの731系が来てがっかりである。札幌都市圏より混むであろう名古屋や北部九州ですら通勤電車は転換クロスシートなのになぜ、札幌都市圏では一部とは言えロングシート車を使うのか。東北と同じ理由だろうか。
南千歳で、乗換えまでの僅かな時間を利用しアウトレットモール・レラへ行き、最終日に購入する予定のものを物色。
時間が来たので、特急「スーパーおおぞら」に乗り、帯広までの2時間をグリーン車で過ごす。
ところで、石勝線・根室本線特急は全てがスーパー特急化されたのだからもう「スーパー」の冠を外してもいいのではないか。
女性車掌が検札と同時にドリンクサービスをしている事を告げるので、お茶を頼んだ。
航空機を意識しての事だろうが、手荷物を下車駅まで預かってくれるクロークのようなサービスをしてくれた方が有難い。
この列車がディーゼルだからかそれともレールのせいか、妙にガタガタ揺れる。
気のせいかもしれないがJR北海道の経営環境は厳しいのだなと思う。いや本当に気のせいかもしれないんだけれど。フェリーでの地獄の7時間のせいか、帯広到着直前まで眠っていたので、各停車駅でどれほどの乗降があったかは分からないが、帯広ではグリーン席の殆どの人が降りた感じだ。釧路まで鉄道で行く人は少ないのだろうか。それともこの特急の時間が悪いのだろうか。
帯広駅は島式ホーム2面の高架駅なのだが、駅ビルの商業施設の通路確保の関係でホームごとに改札口がある。おなじ仕組みは宮崎駅でも見たことがあるが合理的とも非効率ともつかない仕組みである。