苫小牧市街を散歩

市役所前でタクシーを降り、苫小牧を代表する菓子メーカーの三星へ向かう。有名なお菓子は「よいとまけ」だ。ハスカップジャムの酸味が子供の頃には嫌いだったが、今食べてみるとなかなか美味しい。
味覚が変わったのか、お菓子の味が変わったのかは分からない。
中央店はお菓子の他にケーキやパンもやっていて、イートインコーナーもある。ケーキは200円前後が殆ど。盛岡よりは100円以上安いのではないか。コーヒーは無料のようだ。もしかしたらお茶かもしれない。盛岡の肴町にあるパン屋ミッシェルは小さなイートインコーナーがありカルピスとコーヒーが無料で飲める。勿論、パンを買った人向けだ。
やっている事は同じだが、三星は規模が違う。イートインコーナーの規模はちょっとした喫茶店並だ。普通の喫茶店に行くのが馬鹿らしくなるくらい安くて美味しい。
北海道は原材料(小麦粉・砂糖など)が安く手に入るから製品も安く提供できると聞いたが、それだけが理由なのだろうか?
中心部は曇天も手伝って活気が無いように見えた。
駅周辺に大型店が集まっているがどれくらいの集客力なのだろう。
札幌に近い事もあり、個店がどれくらい努力しても日用品店以外は厳しいのではないかと思う。
札幌都市圏に組み込まれているのか、鉄道はなかなかに便利だ。
キオスクで苫小牧民報と室蘭民報が売られていた。北海道新聞に負けずに頑張っているようである。道内すべてをエリアとしている訳ではないので、通常なら地域紙になるのだろうが、北海道新聞ブロック紙に分類されている事や、内地の一県に相当する地域をカバーしている事などから苫小牧民報と室蘭民報は県紙相当だろう。
苫小牧と言えば、三星と、フェリーと、王子製紙、苫小牧民報と言う事になろうか。
中心部以外は何があるのか、観光で来るとしたら何が楽しいのかさっぱり分からなかったが、時間もそれ程とっていないので、目的地へ向けて電車に乗る事にした。