東日本フェリーが有利になるのは8年後だったという事

もう廃止まで間もないのでアレなんだが、ナッチャンレラと、ワールドが鉄道と比べて有利になるのって、新幹線が北海道に到達したあとなんだよな。
新青森も、新函館もFTと比べたら中心部から離れすぎだし、新幹線で両駅間は40分程度だとおもうのだが、アクセスとか車ごと移動できる点を考えればいい勝負が出来たのかもしれない。
もしかすると東日本フェリーは英仏海峡津軽海峡にダブらせていたのかもしれない。
ユーロスター開通後も高速フェリーの投入と、従来からの多頻度運行で勝負するフェリーこそが津軽海峡でのフェリーの生きる道と考えたのかもしれない。
それをやるためには、FT前後の道路環境と後背地の人口の多さが条件なのだけど、道路は北海道側で未整備だし、後背地は両方とも過疎地。せっかくヨーロッパのようにツアーにフェリーを組み込む事が行われるようになっても、料金が適切じゃなかったんだろうな。
或いは、リベラのイメージとしては広島(宇品)〜松山の高速船をイメージしていたのかもしれない。
いずれにしろ、後背地が過疎だとローカルな高速交通整備は難しいのだな。
なんせ、両都市併せても人口は60万人程度だもんなぁ。