バスセンター発青山駅経由厨川駅行きに乗るの巻き

バス全盛の時代ならともかく、現代に於いてバス会社が独自で地域路線を開拓し運営し利益を上げるのは無理があると思う。
なので私は
「○○バスは駄目だ」
とか
「利益が出ないのはバス会社の怠慢」
みたいな言う意見を言う人の話はあまり真剣に聞く事が出来ない。
交通機関とは都市の一機関でありそれを機能させるためには行政や、利用者の協力が不可欠だ。それが上手く機能しないと言う事は
どこかに無理がある。

今回の路線は、青山駅新設に伴って設定された路線。

盛岡バスセンターでは私を含めて3人乗っている。
私は二人組で、もう一人はバスマニアと推測される。なので普段からこの路線を使っている人はこの時点ではゼロ。
県庁前で一人乗る。
柳新道でも乗る。
盛岡駅で旅行帰りとおぼしき人が3人程乗り、マニアは珍しいバスを発見したらしくここで降りた。
上堂までは普通の県北バスと同じ経路を辿る。
途中舘坂で老人がひとり乗った。この人は青山駅で降りた。玉山線の時の経験も踏まえると、坂越えの為だけに乗る老人は意外に多いのだろうか。
因みに、この時点で盛岡駅から乗った人以外は降りたので、乗客は5人。
青山の商店街を通り、元・アメリカンウェーブの交差点を運動公園方面へ右折。そのままミルキーウェイとかいうファミレスが近い交差点を右折し、新幹線車庫を右に見ながら銀鉄線をくぐり国道4号線との交差点に合流。
利用者は変わらず。
厨川駅前バス停を通過し、終点の厨川駅へ。

ここで降りたのは私達二人。盛岡駅で乗ってきた三人組はそのまま車庫へ向かうバスに乗っていた。多分、バスガイドなのだろう。
厨川車庫にはバスガイドさんの寮が併設してあるのだ。
と言う事で、この路線の実質的な利用者は2、3人程度ではなかろうか。

  • まとめ
    • 運動公園経由を強調した方がいい

運動公園は中高生が大会などでよく使うし、普段からそれなりに利用者となりそうな人がいるにも拘らず4号線から外れている為、バスが少ない。
学校や市と連携して運動公園正門を通るバスをアピールした方がいいと思う。それがかなったら、休日や行事のある日のみ運行するバスが主体のダイヤにしてもいいと思う。

微妙としか言いようがありません。
送迎用の車寄せをバス停に使用できればまだマシかもしれない。

    • 駅とバスの連携を考えて欲しい

もし、青山駅を青山や上堂周辺の人に使って欲しいのなら青山循環バスは駅を経由するべきだし、そういう場合にこそ小型バスは役に立つのである。
利用者が少ないからと言って小型のバスを投入するのは、経費の殆どを人件費が占めるバス事業ではそれほど意味がある事とは思えない。
むしろ、狭隘路線に投入しない事による資源の無駄が発生しているともいえる。
青山以遠(滝沢NT)からの利用を期待するなら、滝沢NT内で客を拾ったらあとは青山駅まで無停車の急行バスがあってもいいと思う。
まぁ私が青山へ行く時は、30分に1本の電車より、待たずに乗れるバスを使うわけで、青山駅の活用をどうこう言う時には電車の本数増とか色んな事が出てきそうなので連携関連はまた別の機会に。

    • ダイヤがいまいち

予想される時間と利用者で決めたんでしょうけど、パターン化が不十分だし、駅を経由するバスにしては6往復は少なすぎです。

この路線は、青山駅での連携と、運動公園がカギだと感じた。
あと、この路線はそれぞれ協力してちゃんと育てた方がいい。
尚、上の写真では西口経由になっているけど、それは運転手が間違ったからです。県庁前に着く前に正しい表示に変更してました。