あさかぜ21に乗るの巻き


連休は例のごとく北海道で過ごすことになったのでちょっとだけ話題になっている青函フェリーの新造船「あさかぜ21」に乗ってみることにした。
昔から北海道には何度も行っているが、船で渡道する事は滅多になかったと思う。古い記憶の順番では青函連絡船、ゆにこん、ばあゆ、ナッチャンReraに乗った事ぐらいだ。ナッチャンは例外として、それまでは東日本フェリーも健在で、船内のBGMがアイ・ジョージの「北国の海」だった。その後リベラ傘下になったり国際航路に手を出したり、懲りずに高速船を導入して失敗したり、それが祟ってフェリー事業から撤退したりで、今は道南自動車フェリー青函フェリーグループの2ルート制になっている。
今回乗る船は、東日本フェリーの撤退を好機ととったかどうか分からないけど、とにかく老朽化した北日本海運の「あさかぜ」の後継として誕生したフェリーボートなのだ。
船内は近年流行りの合理化船とでも言えばいいのか売店とか、広い公室とか一切無し。3部屋ある2等と、2部屋ある小さな公室。それと徒歩客には縁の無いドライバーズルームで構成されている。
気になった点は、内装がちょっといい加減な所くらい。
船内図は親切そのもので、乗客は利用できない船員用の食堂なんかも記載されている。この食堂を乗客にも開放してくれれば船旅にゆとりが出来るのだが、社員食堂に堂々と入れる企業ってのもなかなか無い訳で、それは仕方の無い事なのだろうとも思いつつ、売店くらいは欲しいなぁと思うのであった。
青森出航から30分くらいで道南自動車フェリーの「びるご」とすれ違う。

写真を撮ったときには気が付かなかったが、青函フェリーの船ともすれ違ったらしい。
このあと、「えさん2000」と「びなす」ともすれ違う。

函館入港直前には青函フェリーの「3号はやぶさ」辺りともすれ違う。

出航時と入港時に他の船が居ないことから青函フェリー全フリートとすれ違ったのだろうし、道南自動車フェリーの函館FTには「えさん」が泊っていたので青函ルートの全フェリーを見れたことになると思う。
ついでに言うと遥か遠くに小さく、むつ湾フェリーの「かもしか」を見ることも出来た。

  • まとめ

今回、青森駅からフェリーターミナルまでの移動には西口からタクシーを利用したが、複数人での利用なので一人当たりの運賃は450円くらいだった。シャトルバスが300円である事を考えると3人以上で利用するならタクシーで行ってもいい気がする。
現在は東口からフェリーのシャトルバスが出ているが、全便に接続する形で西口から乗り合いタクシーを出してもいいのではないか。或いは、西口から青森FTまでのタクシー料金を組み込んだ乗船券を発売するとか。いっそのこと八甲田丸の隣にある旅客船ターミナルからフェリーを出してくれればいいのだけど、そうなると今度はトラックとか自家用車にとって不便な感じだしそれは難しいのかもしれない。