あすなろ号に乗るの巻き(盛岡・函館きっぷを使ってみた(その1))


盛岡・函館きっぷは青函航路に就航した高速フェリー(ナッチャンRera)と盛岡から青森へ行く高速バスがセットで6000円というお得な連絡切符なのです。青春18きっぷが出ていない時期に渡道するには一番速くて安い手段です。
今回乗ることにしたのは盛岡駅西口11時10分発の青森駅経由青森港FT行きあすなろ号です。フェリー連絡の為に盛岡出発の時間を改定した便です。
西口乗り場には同時発の弘前行きヨーデルも停まっていました。
出発の3分くらい前に、あすなろ号はバスベイに着き、後方のヨーデルの後を追うように発車。
この後、高速道路に入るまでずっとヨーデルの直後を走ります。

乗客は14人だったかな。
前で信号待ちしているのがヨーデル号です。
高速へ入ると、どんどん差がついて、ヨーデル号は左手に「あすみ野」が見える辺りで遂に視界から消えてしまいました。
あすみ野の辺りまでは20分強。岩手県交通のあすみ野行きはここまで35分かかるのだ。もし高速道路上にバス停スペースがあったら、短距離高速バスでも運行できないかなぁと思うのであった。滝沢NTの辺りにはバス停スペースがあるんだけどねぇ。

バスは1時間程で花輪SAに到着。ここで休憩。SAで休憩を取る高速バスは実は初めて。いや、しまなみ海道であったかな。
ここでバスの行き先がどうなっているか初めて確認。

幕は無いようでこんなかんじです。
バス停は一般道路線バスでは見ない形

休憩スポットであり、バス停です。
SAでは釜飯が売られていました。

ここで、弘前行きヨーデル号に追いついていましたが、先発されました。
ここまでは同じルートなのですがヨーデルとあすなろの違いはここから現れます。

ヨーデル号は盛岡を出ると、弘前まで直通(東北大鰐にも停まるが、弘前まであと10分の近さ)するのだが、あすなろ号はこのあと小坂、碇ヶ関、黒石、浪岡などの沿線市町村の客も拾っていくのです。途中乗降も出来ます。小坂なんか、みちのく号と競合するような気もするのですが、どうなんでしょう。しかも小坂で降りる人が居たのよね。

東北道をひたすら北上すると黒石近辺でリンゴ園が多くなってきた。

除雪車の列も見かけた。
この後、雪にタイヤをとられて尻を振るのだ。初めて高速バスで死ぬかと思ったよ。
車は青森自動車道に入る。
開通前まではどんなルートだったのだろう。

青森道は未開通の東北新幹線と交差する。架線柱は出来ており完成が近い事が分った。
青森駅では4組の乗客を残し、FTへ向かう。

青森ベイブリッチを渡ると八甲田丸が見えた。
この区間だけで言えばバスには相当の余裕があるので、フェリー連絡バスとして使っても良いと思った。現在弘南バスが運行するフェリー連絡バスはあまりにお粗末なのだ。
行く前から思っていたのだが、この路線、全ての便がFTに向かうように出来ないのだろうか。
金は無いけど時間はある人にとってはフェリーと言う魅力的な移動手段に接続する交通手段ってかなりありがたいのよね。青森では路線バスがFTに行かないのでこの区間だけの乗降を認めてくれればかなり助かる。